やる気が出ない朝も、私が掃除機を握る理由。お母ちゃんだもの。

 正直に言います。

 今日は何もしたくありませんでした。

朝起きた瞬間から「めんどくさい」が止まらない。

 でも、体は勝手に動いていました。

トイレ掃除、玄関のたたき拭き、 部屋の掃除機がけ、机の水拭き…。

昔、風水にはまっていた頃の名残? A型の几帳面さが出ただけ?

いいえ、違います。 これは**「お母ちゃんの愛」**です。

なぜなら、我が家には**「ふく」という名の可愛い娘(黒猫)**がいるからです。

あの子は、ホコリっぽい部屋だとくしゃみをするかもしれない。 

床が汚れていたら、あの大事な、ぷにぷにの肉球が汚れちゃうかもしれない。

そう思うと、どんなに「だるいな〜」と思っていても、

 お母ちゃんは雑巾を絞ってしまうのです。

ふくは、掃除機の音をちょっと嫌がって、 高いところに避難して私を見ています。

「お母ちゃん、またやってるの?」 そんな顔で見られると、 

「はいはい、ごめんね〜すぐ終わるからね〜」 なんて、独り言みたいに話しかけてしまう。

家賃を払うのも、ご飯を作るのも、掃除をするのも私。 

でも、きれいになった部屋で、 安心しきって寝ている娘の寝顔を見ると、

 「まあ、いっか」って全部許せちゃうんです。

娘の平和な寝顔を守るためなら、 お母ちゃんは毎日、床を磨きますよ。

さて、可愛い娘のカリカリ代を稼ぐために、 お仕事も頑張りますか。








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